「サマーウォーズ」という映画をご覧になったことがありますか？
主人公の少年が、仮想世界「OZ」で過ごす夏の物語です。実はこの「OZ」、現代の「メタバース」という概念を非常にわかりやすく表現しています。
メタバースは、インターネット上で作られた3次元の仮想空間のことを指します。
ユーザーはアバターと呼ばれる自分の分身を使って、他の人々と交流したり、さまざまなアクティビティを楽しむことができるのです。今日は、このメタバースという新しい世界の魅力をたっぷりとご紹介していきます。
聞いたことはあるけどどんなことができるの？
メタバースは色んな分野で活用が期待されてるんだ！
今回は11個紹介していくよ！
メタバースでできること11選
ここでは、メタバースで実際にできることを11個に絞って紹介します。
ユーザー間の交流
メタバースでは、アバターを通じて、リアルタイムでテキスト、音声、ビデオチャットなど、さまざまなコミュニケーションを行うことができます。これにより、遠く離れた場所にいるユーザーとも、簡単に交流できるのです。
さらに、共同でプロジェクトを進めたり、協力してゲームをしたりも可能です。ビジネスや社交的な活動にも利用されており、日常の枠を超えた新しい人脈を築くことができます。
ゲームの利用
メタバースといえば、ゲームの世界でも重要な役割を果たしています。
物理的な制約から解放された自由な世界観で、他のプレイヤーとの協力や交流が可能です。たとえば、「フォートナイト」や「マインクラフト」など、メタバース内で遊べるゲームは多数存在します。
アバターを使って、他のプレイヤーと戦ったり、協力したりすることができ、ゲームの中でアイテムを購入したり、NFT（非代替性トークン）として価値がつくこともあります。
イベント・ライブの参加
メタバースでは、コンサートやライブイベントに参加することができます。
従来のオンラインライブとは異なり、メタバース上でのライブは、臨場感や体験の深さが格別です。アバターとして参加したり、他の参加者と一緒にイベントを楽しんだりできます。
例えば、世界的に有名なアーティストが仮想空間に登場し、パフォーマンスを行うイベントも人気を集めています。
NFTアートの展示・販売
NFT（非代替性トークン）をメタバース内で展示・販売することも可能です。
仮想の美術館やギャラリーに自分のNFTアートを展示し、購入者を募ることができるため、アーティストやクリエイターにとって新しい収益源を見つける手段となっています。
OpenSeaやDecentralandなどのプラットフォームでは、メタバース内でNFTの取引が盛んに行われています。
ビジネスや会議の開催
メタバースは、遠隔での会議や研修にも大きな利点を持っています。
例えば、物理的なオフィスを持たずに、仮想空間での会議やプレゼンテーションを行うことができます。これにより、時間や場所に制約されないスムーズなコミュニケーションが実現します。
現実の会議では体験できない仮想空間のインタラクティブ性を活かして、より深い理解を得られる場面も増えています。
ショッピング
メタバースでは、3D空間内を自由に動き回りながら、商品の購入ができます。リアルなショッピング体験と異なり、仮想空間内での商品試着や購入が可能です。
例えば、伊勢丹やBEAMSなどの大手企業も、仮想空間上に店舗を出店しており、ユーザーはその中でアイテムを見て購入できます。
これにより、新しいショッピング体験を楽しめるのです。
不動産の売買
メタバースでは、仮想不動産や土地の売買も行われています。
例えば、土地がNFTとして記録されるため、その土地には希少性があり、高い価値がつくこともあります。
取引には仮想通貨を用い、特定のメタバース内で土地を購入して活用することが可能です。仮想不動産の所有は、投資の観点でも注目されています。
旅行や観光地の探索
メタバースでは、VR技術を活用して、世界中の観光地や有名スポットを探索することができます。360度の没入感で、実際に現地に行くことなく旅行気分を味わうことができるのです。
また、経済的な制約や身体的な理由で現地に行けない人々にも、観光の機会を提供しています。
好きな世界や部屋の制作
自分自身の好きな世界や部屋を、メタバース内で制作・カスタマイズすることも可能です。
これにより、自分だけのスペースを作り上げたり、他のユーザーと共有したりすることができます。自分のクリエイティビティを最大限に発揮できる場として、多くのユーザーが仮想空間の構築に挑戦しています。
新しい経済圏の構築
メタバース内での活動は、新しい経済圏を作り上げています。アバターを使ったショッピングやNFTの販売、土地の取引など、多くの経済活動が活発に行われています。
これにより、メタバース内の新たなビジネスチャンスが誕生しています。企業や個人が参入し、新しい市場を開拓しています。
クリエイティブな活動と協力
メタバース内では、他のユーザーと共同でプロジェクトを進めることもできます。
例えば、音楽制作やアートのコラボレーション、イベントの共同開催などが可能です。これにより、異なるバックグラウンドを持つユーザーが集まり、独自のプロジェクトを実現することができます。
色んな業界、分野が参入しているんですね
まだまだ新しい場面が出てきそうだね！
メタバースのメリット
メタバースには、多くのメリットがあります。
メタバースのデメリット
一方で、メタバースにはいくつかのデメリットも存在します。
メタバースの未来
メタバースは現在、急速に発展している技術のひとつです。
今後は、VR（仮想現実）やAR（拡張現実）、MR（複合現実）技術との融合が進み、さらに没入感のある体験が可能になると考えられています。
また、メタバースは、私たちの
- 働き方
- 学び方
- 生活スタイル
を大きく変える可能性を秘めています。
遠隔での仕事や学習、エンターテイメントの提供など、生活全般に革新をもたらすことが期待されます。
まとめ
メタバースは、インターネットの進化の次のステップとも言える技術です。
今後、技術の発展とともに、その可能性は無限大に広がっていくことでしょう。
既にさまざまな業界で活用され始めており、私たちの社会に深い影響を与えることは間違いありません。