「プログラミングを学びたいけれど、スクールに通うか迷っている」
「プログラミングは意味がないから独学で十分」
そんな声を聞き迷っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、プログラミングスクールが「意味ない、必要ない」と言われる4つの理由を深堀していきます。それぞれの裏側にあるもの、そして、それでもスクールを選ぶべき人の特徴も合わせて解説していきます。
この記事を読めば、プログラミングスクールがあなたにとって本当に必要かどうか客観的に判断できるはずです。
理由①.プログラミングは独学でも習得できる
プログラミングスクールに通わなくても、インターネットや書籍で無料で学べる!
という意見はよく聞きます。
確かに、プログラミングの基礎知識やコードの書き方は、無料で手に入る情報で学ぶことができます。しかし、独学には以下のデメリットも存在します。
情報過多で何から手を付ければいいか分からない
昔と違い、インターネットには膨大な量のプログラミングの情報が溢れており、どれが自分に合っているのか、何を優先して学ぶべきなのか、迷ってしまうことがあります。
更に、間違った情報・知識を書いている記事も存在するので、プログラミング初心者がそれを見極めることは困難です。
挫折しやすい
独学では、モチベーションを維持するのが難しく、途中で挫折してしまう人も少なくありません。特にエラーが出た時に原因がわからず、一人で解決することは大変です。
小さな達成感の連続がモチベーションに繋がるので、エラーで何時間も止まってしまうと挫折しやすいでしょう。
体系的に学べない
各サイトや書籍で教えられている内容がばらばらで、体系的にプログラミングを学ぶことが難しい場合があります
理由②.プログラミングスクールの費用対効果が低い
高額な費用をかけてスクールに通うよりも、そのお金でパソコンを買ったり、書籍を購入したほうが有意義だと思う。
という考え方もできます。
プログラミングスクールに通うには、それなりの費用が掛かります。特に短期間で集中的に学ぶようなコースは、数十万円することも珍しくありません。
しかし、プログラミングスクールによっては以下のようなメリットも得られます。
- 効率的に学べる
プロの講師から体系的に指導を受けられるため、短期間で効率的にスキルアップできます。
- 実践的な経験が積める
実際に手を動かしながらプログラミングを学ぶことができるため、より実践的なスキルを習得できます。
- コミュニティに参加できる
同じ目標を持つ仲間と交流することで、モチベーションを維持し、学習効果を高めることができます。
理由③.プログラミングスクールの講師の質が低い
講師によって、学習効果が大きく変わるんじゃない?
という声も良く聞きますが、これはよく当てはまる点でしょう。
- 小中学生向けのプログラミングスクールなどは講師の数が圧倒的に足りないので、アルバイトとして雇われている理系大学生の講師。
- エンジニアとしてのキャリアがまだまだ浅い講師。
- プログラミングの知識は豊富だが、教え方が不得意な講師。
など、講師の当たりはずれは少なからずあり、自分の満足のいく学習ができない可能性があります。
そのため、プログラミングスクールを選ぶ際は、講師の経験や実績、無料体験などで教え方などを事前に確認することが重要になってきます。
理由④.プログラミングスクールを卒業しても即戦力にはなれない
プログラミングスクールを卒業すれば、すぐにでもエンジニアとして活躍できるようになる、と考える人もいるかもしれません。確かに、そこそこの企業であればすぐにでも活躍できる場はあるでしょう。
しかし、実際のプログラミングスクールで学べるのは基礎的な知識や技術が中心であり、大手企業やエンジニアの質が高い企業で活躍しようと思うと、プログラミングの知識だけでは足りないことがほとんどです。
コミュニケーション能力、問題解決能力、プログラミング以外の知識(データベース、ネットワーク、アルゴリズム等)、チームワークなど様々なスキルが求められます。
そのため、プログラミングスクールを卒業したからと言って、すぐに即戦力のエンジニアになれるというわけではありません。
プログラミングスクールはどんな人が向いているか
では、プログラミングスクールに通うことのメリットはないのかということですが、そんなことはありません。
以下のような人におすすめです。
- 独学で挫折した経験がある人
- 短期間で効率的に基礎知識を身に付けたい人
- 実践的な経験を積みたい人
- モチベーションを維持しながら学習したい人
- ほかの受講生と交流したい人
こんな方にプログラミングスクールはおすすめです。
まとめ
プログラミングスクールは決して万能ではありません。しかし、独学では難しいことを効率的に学ぶことができるというメリットもあります。
本記事で紹介した4つの理由を参考に、ご自身の状況や目標に合わせてプログラミングスクールを選ぶかどうか検討してみてください。
最後に、実際の現場では、数年~数十年働いているはずなのに戦力にならないエンジニアは存在します。
なので短期間で成長しようとは思わず、長期的目線で継続的に学習を行っていくことで、市場価値が高く、どこへ行っても重宝されるエンジニアになれるでしょう。