みなさんはじめまして。お猿SEです。
私は、24卒で地方国公立大学院を卒業し、2024年の春から都内のWeb系企業でエンジニアとして働いている新社会人です。
今回は、私が地方大学から上京を決意し、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせるまでの道のりをお話させていただきます。
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自分も都内のIT企業に就職したいけど、どのような方法で就活すればいいか分からない
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参考になるか分からないけど
どんな感じで上京したかをお話をしていくよ!
なぜ上京を決意したのか
まず私の簡単な自己紹介ですが、社会人になる前はこんな感じの人でした。
どこにでもいそうな学生だと思います。
そんな私が上京を決意し、都内のIT企業に就職しようと思った理由は主に以下の3つです。
特に1つ目の、
「情報技術の最前線で働きたい」
という思いが強かったです。
2,3番目の思いもありましたが、それよりも単に最新技術とかプログラミングが好きだったので、それらの最新情報が集まる都内へ行きたいという思いが強かったです。
実際それが現実になったのかは分かりませんが、LINEヤフーがある本社が近く、最新のIT技術がすぐそばにある環境で現在働くことができています。
地方にいては得られない刺激を、日々感じています。
お猿SEのバックグラウンド
私は決して特別な学生ではありませんでした。
大学院ではAR/MR/XR分野の研究をしており最新っぽいことをしていましたが、プログラミングとの出会いは大学1年生とどこにでもいるような学生だったと思います。
大学時代の使用言語はPythonとC#が中心で、当時は
「こんなんで就職できるのかな」
という不安を抱えていました。
休日は友達とゲームをしたり、居酒屋でアルバイトをしたり。
技術書を読みふけったり、個人開発に没頭したりする「エンジニアらしい」学生生活とは程遠かったと思います。
就活への準備
大学院に入ってから、このままでは自分が望む企業へは行けないという思いから、少しずつ行動を起こし始めました。
就活を始めるにあたって、自分の中でまず軸を定めることから始めました。
特に注目したのが企業規模です。
大手企業は比較的安定していますが、担当業務が限定的になりがちというイメージが私の中にありました。私はフルスタックエンジニアなどの色んなことに幅広く挑戦したいという思いがあったので、あえて中小企業やベンチャー企業を中心に企業探しを始めました。
しかし、大手就活サイトは有名どころや大手が上位に出てきて、どの企業が自分にはさっぱり分からず。そんな状態からのスタートでした。
就活のタイムライン
ここからは、大学院1年の春から就活の為に行ったことを時系列に見ていきます。
2023年春:逆求人イベントとインターン参加
就活の第一歩として、まずは逆求人イベントというものに参加してみました。
ここでは、企業の人と1対1でお話することができるといったイベントで、貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。相性の良かった企業からはインターンのお誘いがくることもあり、私もいくつかの企業から夏のインターンのオファーを頂きました。
夏のインターンには2つ参加したのですが、その内の1つはここでお会いした企業のインターン(2日間)でした。
1ヵ月のインターンは就活サイトから応募したものですが、このインターンでは、実践的な開発経験を積めただけでなく、就活サポートも付いてきて非常に有益な期間でした。
因みに開発は、Pythonを使って今流行りの機械学習を行うというような内容でした。
2023年夏:技術力の向上
自分の中で技術に関するアピールポイントや面接等でネタになりそうなことが少なかったので、アピールポイントを増やすため、レバテックルーキーのポートフォリオ作成プログラムに参加。
2ヶ月かけて、初めての本格的なWeb開発を行いました。たった2ヵ月のプログラムでしたが、自分の現在地を確認するいい機会で、その後の就活でも話のネタになることが多かったです。
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どんなのを開発したんですか?
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ゲームが好きなので、ネオン風のゲーム掲示板を作成したよ!
2023年秋:本格的な就活開始
1ヶ月間のチーム開発インターンを最後までやり遂げたら案内される就活エージェントとレバテックルーキーの2つのエージェントを活用し、効率的に企業を探しました。
もし、大手企業を志望する学生であれば、マイナビやリクナビといった情報収集サイトが使えると思います。
しかし、私はベンチャーや中小企業中心に探していたので、レバテックルーキーのようなエージェント型就活エージェントの利用は必須でした。
この時期は、
- 自分の就活軸に合う企業のみに応募
- メンターに相談しながら慎重に企業選び
- 面接対策を徹底的に行う
といったことを心がけて就活に挑んでいました。
面接での工夫
私はハッカソンのような技術コンテストに参加したり、業務経験を積めるようなアルバイトはしてこなかったので、今現在の技術力では勝負すべきではないことは分かっていました。
その代わりに、私は以下のようなポイントに注力しました。
- アルバイト経験の活用
- 居酒屋での経験を活かし、効率的なタスク管理や論理的思考力の考え方をアピール
- チーム内でのコミュニケーションの重要性を理解していることを強調
- 学習姿勢のアピール
- 研究での困難を乗り越えた経験を具体的に説明
- 問題解決のプロセスを明確に言語化
- 面接対策の徹底
- リモート面接の録画で自分の話し方をチェック
- 想定質問への回答を事前に用意
- 企業研究を徹底し、具体的な逆質問を準備
特に逆質問は意外と企業側から見られている部分です。
逆質問で質問がないと、企業側からすればこの学生は自分たちの企業に興味がないんだなというように受け取られてしまいます。
なので私は、企業HPやサービス内容などを調べ上げ、他の学生がしなさそうな質問を企業ごとに2~3個は用意していました。
そして面接で私が一番注意していたのは、企業は私を審査しているかもしれないが、私も自分に合う企業なのか見極めていることです。
そのため、話を盛ったり嘘をついたりはせず、今現在の考え方やありのままの自分でコミュニケーションをとるよう意識して面接に挑んでいました。
内定までの道のり
結果的に私は約10社に応募をしました。
理系学生の就職活動における平均エントリー数は15社くらいらしいのでやや少なめですが、1社ごとに真剣に向き合いたかったので私はこのくらいが限界でした。
最初に応募した企業は面接でとても緊張しちゃったので1次面接で落ちましたが、その経験を活かして以降の面接で次の段階へ進めるようになりました。
11月中旬に初めての内定をいただき、その後第一志望の会社から内定をいただいた時点で就活を終了しました。
最終的に4社から内定をいただきました。
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本当に疲れました…
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お疲れ様です
現在の環境
現在の仕事環境は、私の理想とかなり近いものになっています。
- 上場しているWeb系企業
- 年収480万円という平均以上の年収
- 週1出社・週4リモートという柔軟な働き方
- 土日休みでワークライフバランスが取りやすい
- エンジニアのレベルが高く、日々刺激的
- コードレビューが非常に丁寧で学びが多い
もうすぐ2年目ですが、まだまだ学ぶべきことが多くやりがいのある業務も任されるので、本当に自分に合った企業に就職できたと今でも思います。
就活を振り返って
約9か月に及ぶ就活を終えて、やはり「情報戦」だったというのが正直な感想です。
技術力も大事ですが、それ以上に
- 企業研究の徹底度
- 面接での受け答えの準備
- 逆質問の質と量
これらが、内定獲得の決め手になったと感じています。
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技術に自信がなくても、コミュニケーションなら意識してすぐに改善できそう!
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意欲的な姿勢をアピールできればきっと伝わるはず!
余裕があれば、コミュニケーションを楽しもう!
これから就活する方へのアドバイス
以下は、これから就活を始める方、もしくは現在真っ只中といった学生に向けたメッセージです。
- 早めの準備が重要
- インターンは、夏までに参加するのがおすすめ
- ポートフォリオは、就活開始前に作っておくと余裕ができる
- 面接対策は念入りに
- (録画等で)自分の話し方をチェック
- 想定質問への回答は必ず用意
- 逆質問は企業研究を踏まえて具体的に
- エージェントの活用
- 複数のエージェントを使うことで、より多くの選択肢
- メンターのアドバイスは、適切な判断の助けになる
- 自信を持って
- 技術力に不安があっても、学習意欲と向上心をアピール
- 失敗を恐れず、その経験を次に活かす
最後に、就活は確かに大変ですが、自分の理想の環境に近づくためのステップだと考えれば、前向きに取り組めると思います。
みなさんの就活が実り多いものになることを願っています。