近年ではパソコンやスマートフォンで何かを検索したり、動画を見たり、ゲームをするという当たり前が増えてきました。
その裏側では、データやアプリケーションを保存するための技術が日々進化しています。
今回はそんな技術のなかでも「オンプレミス」と「クラウド」という似ている要素と異なる要素を持つ2つの用語について見ていきます。
オンプレミスについて
概要
オンプレミス(on-premises)とは、企業や組織が自分たちの建物内にサーバーやネットワーク機器を設置して運用する方法です。
学校のコンピュータ室にあるサーバーや、大きな会社の中にあるデータセンターがこれに当たります。
メリット
1.セキュリティが高い
自社の建物内で管理するため、外部からのアクセスを制限しやすいです。
2.カスタマイズが自由
必要に応じてシステムを自社のニーズに合わせて細かく設定できます。
デメリット
1.コストが高い
サーバーやネットワーク機器の購入、メンテナンス、人件費などがかかります。
2.スケーラビリティが低い
必要な機器を追加するのに時間とお金がかかります。
クラウドについて
概要
クラウド(cloud)とは、インターネットに通じてデータやアプリケーションを管理・利用する方法です。
具体的にはAmazon Web Services(AWS), Google Drive, iCloudなどが代表的です。
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メリット
1.コストが低い
初期費用がいらず、利用した分だけ支払うため経済的です。
2.スケーラビリティが高い
必要に応じて簡単に容量や性能を増やすことができます。
3.アクセスが便利
インターネットに接続していれば、どこからでもデータにアクセスできます。
デメリット
1.セキュリティの懸念
データが外部のサーバーに保存されるため、セキュリティ対策が重要です。
2.依存性
インターネット接続が必要なため、接続環境に依存します。
どちらを選ぶべきか??
オンプレミスとクラウドのどちらがいいかは、利用する目的や規模、予算によって異なります。
例えば、非常に高いセキュリティが求められる銀行や政府機関はオンプレミスを選ぶことが多いでしょう。
一方スタートアップや中小企業は、初期費用が低く柔軟に使えるクラウドが適していることが多いかもしれません。
まとめ
オンプレミスとクラウドはそれぞれメリット・デメリットが存在します。
オンプレミスは自社で全て管理するため自由度が高い一方で、コストやスケーラビリティに課題があります。
クラウドはコスト効率が良く、スケーラビリティが高いですが、セキュリティや依存性の問題があります。
どちらかが優れているとは中々言えず、うまく要件・ニーズに合わせて併用していくことがいいと思います。
私自身はより自身のビジネスロックに集中できるため、クラウドを活用するのはいいことだと思います。
技術の進化により、選択肢は更に多様化していくことでしょう。
技術をただ使うのではなく、目的を持って効率的に活用できるような知見をこれからも広げていきたいです。
サーバーについてさらに詳しく知りたい方はこちら。
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