IT技術の世界は日々進化を続けており、エンジニアとしてキャリアを積んでいくためには常に学び続ける姿勢が求められたり、普段の習慣も大切です。
そして学び続ける姿勢や習慣の基盤となるのは、学生時代をどのように過ごしてきたかが関わってきます。
今回は24卒のエンジニアとして、私自身の経験と多くの先輩エンジニアたちの助言をもとに、学生時代の自分に伝えたい「学生のうちにやっておくといいこと」を6つまとめました。
これらを実践していくことで、エンジニアとしていいスタートダッシュを切ることができます。
1. 一つのプログラミング言語を徹底的に極める
1つ目は「1つのプログラミング言語を徹底的に極める」です。
やや意見が分かれる議題でもあるのですが、
「多少の言語に触れるよりも、1つの言語を深く理解することが大切」
というのは、多くのベテランエンジニアも口をそろえて言っています。
プログラミング言語はこの世にいくつもありますが、本当に業務で使われているプログラミング言語となると数個~数十個と絞られます。
勿論たくさんの言語を扱えることは素晴らしいスキルの一つです。
しかし、学生時代は何か1つの言語を極めることを私はおすすめします。
その1番の理由は、1つのプログラミング言語にこだわることで、プログラミングの本質について考えることができるからです。
この本質さえ身に付けられれば、後から扱う言語などいくらでも増やすことができます。
プログラミングを極めるにあたっては、以下のポイントを意識するといいでしょう。
この議題について詳しく書いた記事はこちら。
2. コンピュータサイエンスの基礎を学ぶ
2つ目に挙げるのが、「コンピュータサイエンスの基礎を学ぶ」です。
プログラミング言語はあくまでも道具であり、その背景にある「コンピュータサイエンス」の知識こそが、真のエンジニアを作り上げます。
コンピュータサイエンスを疎かにしたまま、熟練のエンジニアになることはほぼ不可能です。
コンピュータサイエンスの分野は幅広いため、まずは以下の分野を重点的に学んでみましょう。
これらの知識は、単なるコーディングスキルを超えて、システム全体を俯瞰できる能力を身に付けることができます。
コンピュータサイエンスの勉強は、基本・応用情報技術者試験の勉強で十分身に付けることができよ!
この資格は就活でも有利になるので、余裕がある人は取ってみてね!
3. 読書習慣を身に付ける
3つ目は「読書習慣を身に付ける」です。
なぜならば、質の高いエンジニアになろうと思うと技術書を読むことは、ほぼ必須と言えるからです。
技術書を読むことは、最新の技術トレンドやベストプラクティスを学ぶ最良の方法であり、まずは以下のジャンルから読み始めるといいでしょう。
勿論自分の好きなジャンルを読むことも大切です。
最も伝えたいのは、
「スキマ時間や通勤時間に本読む癖をつけてほしい」
ということです。
この習慣があれば、社会人になっても継続的に学習する癖をつけられます。
この習慣がある社会人はとても少ないので、1日15~30分でも読書する習慣がある人は、はっきり言って最強になれます!
これは個人的な意見なんだけど、なるべく横文字の本を読むことをおすすめするよ!
技術書は横書きの本が多いんだけど、小説など縦書きの本に慣れてしまうと、技術書を読むペースが遅く感じてしまうんだ。
理解する時間も挟むからなおさら!
だから訓練もかねて横書きの本もバランスよく読むといいよ!!
4. 就職活動は妥協しない
4つ目は、「就職活動は妥協しない」です。
エンジニアの仕事は単なる給料を得る手段ではなく、自己成長と技術への情熱を追求する場所です。
就職活動を妥協してしまうと、自分と合わない企業や職場の雰囲気があまりよくない企業に入ってしまう結果になります。
そんな環境では、自己成長は難しいです。
就職活動の際は以下の点に注意して進めましょう。
お猿SEが就活時に注目していたポイント
- エンジニアとして最初の土台を築けるか
- 既存技術も最新技術もバランスよく使えているか
- コードレビューする文化があるか
- 企業自身が成長しようと高い志を持っているか
- 技術責任者の出身企業
もし、入社後に企業文化や仕事内容に不満を感じたら、潔く転職を検討することも重要です。
就職に関する記事はこちら。
5. 多様な交友関係を築く
5つ目は、「多様な友好関係を築く」です。
エンジニア関係なくですが、社会人になるとその環境に合った仕事仲間が集まりますが、交友関係を築ける人はそこまで多くないでしょう。
エンジニアならなおさらそれが強いイメージがあります。
だからこそ、大学時代の内に一生の友人と呼べるような人脈を築いておくと、何か困ったときの助けになったり、仕事がうまくいかない時の拠り所にもなります。
大学内はもちろんですが、学外だと以下のような環境でも関係を築けます。
6. 長期的な趣味や経験に投資する
最後は「長期的な趣味や経験に投資する」です。
これまでの項目はエンジニア目線でそれに関わる項目について伝えてきました。
しかし、一番伝えたい項目はこの長期的な趣味や経験に投資するしれません。
エンジニアとして成長することも勿論大事ですが、それと同時に人間としての成長も大切です。
人間として成長するには、毎日同じ時間を過御須だけでは難しく、刺激的なことも取り入れなくてはなりません。
従って、以下の活動に時間を投資してみてほしいです。
社会人になると、どうしてもまとまった時間を取ることが難しくなります。
しかし、大学時代には時間がたっぷりと与えられます。なので、是非色んな体験をしてほしいです。
これらの経験は創造性、問題解決能力、そして人間性を豊かにしてくれるなどいいことずくしなので、積極的に取り組んでみてください。
最後に
エンジニアとしてのキャリアはマラソンであり、スプリット(短距離)ではありません。
焦らずに、着実に、そして情熱をもって学び続けることが最も重要です。
今回紹介した項目を参考に、エンジニアとしての第一歩を大きく輝かしいものにしてみてください。