日々コードと向き合うエンジニアにとって、キーボードはなくてはならないデバイスです。
ただ文字を入力するだけでなく、長時間の作業を支え、生産性を大きく左右する存在と言えるでしょう。
今回は現役システムエンジニアの視点から、キーボードの選びのポイントやおすすめキーボードについて紹介してきます。
スキルを磨くことも勿論大切!
それと同時に快適な開発環境を整えることもエンジニアの務め!!
なぜエンジニアはキーボードにこだわるのか
エンジニアにとって、キーボードは単なるデバイスではありません。
長時間使用するため、打鍵感や静音性、耐久性など細かな部分までこだわる必要があります。
適切なキーボードを選ぶことで疲労を軽減し、ミスタイプを減らし、結果的に生産性を向上させることができるのです。
何より、いいデバイスは自身のモチベーションにも繋がります。
キーボードを選ぶ際のポイント
キーボードを選ぶ際に、重視すべきポイントは以下の通りです。
打鍵感
長時間入力してもつかれにくく、自分に合った打鍵感が重要です。
メカニカル式と呼ばれるキーボードなどは軸というものがあり、それの種類によっても大きく変わります。
静音性
オフィス環境や集中したい場合は、静音性が高いキーボードが適しているでしょう。
逆にリモートワーク中心の方は、こだわらなくても良い要素でしょう。
耐久性
頻繁に入力するため、耐久性も重要な要素です。
機能
バックライト、マクロキー、テンキーなど必要な機能を選びましょう。
- バックライト
暗い場所でもキーボードが光ったりして、使いやすくなる機能。
- マクロキー
複数のキーの同時入力や一連の入力をキー1個で入力できるようにする機能。
- テンキー
キーボードの右側にある数値入力用のキーボード。
レイアウト
日本語配列、英語配列、プログラミングに特化した配列など、様々なレイアウトがあります。
キーボードの種類について
キーボードの種類については以下の4つがあります。
メンブレン式
特徴
ゴムシートのようなメンブレン(膜)の上にキーが配置されており、この膜を押すことで入力する方式。
メリット
静音性が高く、価格が比較的安価。
デメリット
打鍵感がややぼやける傾向があり、ヘビーユーザーには物足りなく感じる場合がある。
用途
一般的な用途、オフィスワークなど。
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パンタグラフ式
特徴
薄型キーボードによく採用される方式で、ノートパソコンに多く見られる。
キーを押すと、パンタグラフと呼ばれるX字型の軸が上下動して接点を作る。
メリット
薄型で軽量、持ち運びに便利。
デメリット
打鍵感がやや浅く、長時間入力すると疲れる場合がある。
用途
ノートパソコン、モバイル用途。
メカニカル式
特徴
各キーに独立したスイッチ(軸)があり、スイッチを押すことで入力する方式。
メリット
打鍵感が非常に高く、カスタマイズ性も高い。
軸の種類によって、打鍵感や音が大きく異なる。
デメリット
比較的高価、音が大きい。
用途
ゲーミング、プログラミングなど、長時間入力するユーザーにおすすめ。
メカニカル式の軸の種類
- 青軸: 押し心地が軽く、クリック感と音が大きい。
- 赤軸: 押し心地が軽く、静音で直線的なキーストローク。
- 茶軸: 青軸と赤軸の中間的な特性。
- 黒軸: 押し心地が重く、静音。
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静電容量無接点方式
特徴
キーを押す力ではなく、静電容量の変化を検知して入力する方式。
メリット
打鍵感が非常に滑らかで、耐久性も高い。
静音性も優れている。
デメリット
高価、専用のクリーニングキットが必要な場合がある。
用途
高級キーボード、業務用キーボード
エンジニア/プログラマーが選ぶべきキーボード5選
では、以下にエンジニア/プログラマーが選ぶべきキーボード5選としておすすめのキーボードを紹介します。
Keychron K2 Pro【メカニカル式】
1つ目は、Keychron K2 Proです。
価格:22330円 |
概要説明
- Macユーザーを中心に国内でも人気の高い「Keychron K2」のアップデートモデル
- 75%メカニカルキーボード
- Keychron K2には無かったQMK /VIAに対応
- ホットスワップに対応(簡単にキーが外せるので軸の交換が可能で、お掃除も簡単♪)
- 赤軸、青軸、茶軸に対応
- 日本語、英語どちらのキー配列モデルも用意
これらにより、効率的なショートカットキーの割り当てや、独自のキー配置で、作業フローを最適化することができるようになっています。
デザインも、シンプルかつおしゃれでカッコよくモチベーションを上げてくれる要因の1つとなるでしょう。
その他ポイント
有線・無線接続
デスクトップPC、ノートPCやタブレットなど、様々なデバイスに接続できます。
マルチペアリング
最大3台のデバイスと同時接続可能です。
角度調整
3段階に角度を調節可能です。
ロジクール KX850CL MX MECHANICAL MINI【メカニカル式】
2つ目は、ロジクールのKX850CL MX MECHANICAL MINIです。
ロジクール MX MECHANICAL MINI ワイヤレス イルミネーション パフォーマンス キーボード KX850CL リニア 赤軸【送料無料】【KK9N0D18P】 価格:24380円 |
概要説明
- キーボードやマウス等の周辺機器で有名な「Logicool(ロジクール)」が販売
- 赤軸、青軸、茶軸に対応
- 独自のロー・プロファイルキーを採用した、静かな打鍵感
※ロー・プロファイルキー
通常のメカニカルキーボードよりもキーの高さが低く設計されているもの。
キーストロークが短いので、より早い入力できることが強み。
Logi Options+によるカスタマイズ性もあり、バックライト効果やキー割り当てなどを自由に設定し、自分好みのキーボードにすることが可能です。
ただ、このキーボードは少し配列が特殊で、矢印キーがエンターキーのすぐ下に配置されていたり、エンターキーの右側に1列キーが追加されており、慣れが必要です。
その他ポイント
マルチペアリング
最大3台のデバイスと同時接続可能。
スマートなライティング
周囲の明るさに合わせてバックライトが自動調整してくれる。
高い耐久性と信頼性
ロジクールならではの高品質設計で、安心して使い続けられる。
コンパクトでスタイリッシュなデザイン
75%メカニカルキーボードなので、作業スペースを有効活用できる。
PFU Bluetooth キーボード HHKB Professional HYBRID Type-S【静電容量無接点方式】
3つ目は、PFUのHHKB Professional HYBRID Type-Sです。
価格:36850円 |
概要説明
- キースイッチに静電容量無接点方式を採用
- 滑らかなキータッチで長時間の作業でも疲れにくい
- Bluetooth接続とUSB接続に対応
- 寿命が長い(静電容量無接点方式はセンサーと物体間の静電容量を測定してキー入力を感知しているため)
以上のような特徴を持ちます。
少し難点な部分は、キー配列が特殊で矢印キーやfnキーがありません。
その分シンプルさやコンパクトになるといった利点があるのですが、慣れるのに時間がかかるので、万人向けとは言えないでしょう。
しかしながら、慣れれば使い心地が良く、耐久性もあるので長く付き合えるキーボードでしょう。
その他ポイント
傾き3段階調整
自分にとって最も快適な姿勢でタイピングできます。
東プレ REALFORCE R2【静電容量無接点方式】
4つ目は、東プレのREALFORCE R2です。
東プレ R2TLA-JPV-IV(アイボリー) 有線REALFORCE TKL 日本語配列91キー R2TLAJPVIV 価格:24800円 |
概要説明
- いくつか種類があるが、どれも静電容量無接点方式を採用
- 純国産のプレミアムキーボード
- 入力時の静かさや抜群のキータッチ感を実現
- 長時間の使用も疲れにくい
- APC機能を搭載(スイッチのオン位置を3段階に調整可能)
これらの特徴により、自身のコーディング作業に最適な反応速度を実現します。
5000万回のキー入力耐久試験もクリアしているので、耐久性もあるキーボードです。
その他ポイント
安定性
滑りにくいラバーフィートで、デスク上でしっかりと固定してくれます。
ロジクールK380【パンタグラフ式】
5つめは、ロジクールK380です。
【中古】Logicool ロジクール K380BK Bluetooth ワイヤレス キーボード マルチOS:Windows Mac iOS Android Chrome OS対応 価格:6363円 |
概要説明
- キーボードやマウスなどの周辺機器で有名な「Logicool(ロジクール)」が販売
- 狭いスペースでも利用できる
- 持ち運びしやすい
- Easy-Switch搭載(ボタン一つで接続デバイスを切り替え可能)
- 様々なOSに対応(Mac、iPad、Windowsなど)
バッテリーは電池式なのですが、単四形乾電池×2で2年間持つ仕様なのでほとんどデメリットではないでしょう。
価格も安く、高コスパのキーボードとなっています。
その他ポイント
セキュリティ重視
Logi BoltはFIPS準拠のセキュア接続で、より安全な環境で作業できます。
豊富なカラーバリエーション
自分のデスク周りに合わせたカラーを選べます。
(ブラック、ブルー、オフホワイト、レッド、ローズ)
ショートカットキー
絵文字キーやスクリーンショットキーなど、便利なショートカットキーが搭載されており、作業効率をさらに向上させます。
まとめ
キーボード選びは、エンジニアにとって非常に重要なことです。
自分に合ったキーボードを選ぶことで、開発効率を上げ、快適なプログラミング環境を実現できます。
この記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのキーボードを見つけてみてください。
自身のモチベを高めて最高とパフォーマンスを!