はじめに
エンジニアのキャリアを考えるとき、気になるのが年収の問題です。
「エンジニアって実際にどれくらい稼げるのか?」
といった疑問を抱えている方も多いと思います。
今回は、エンジニアの年収事情についてまとめていきます。
エンジニアの年収はどう決まる?
エンジニアの年収は、様々な要因によって変わってきます。
エンジニアに限らない話ではありますが、以下のような要素があります
職種
エンジニアには多くの専門分野があります。
例えば、ソフトウェアエンジニア、データサイエンティスト、インフラエンジニアなどです。
職種によって求められるスキルや専門知識が異なるため、年収もそれに応じて変わります。
経験年数
エンジニアもほかの職種同様経験が長いほど年収が高くなる傾向があります。
実力主義の企業も増えてきていますが、実力を身に付けるにはそれなりに経験が必要なので、勤続年数と年収は切っても離れない関係性です。
特に5年以上の経験があるエンジニアは、より高い給与を得られる可能性が高いです。
勤務地
大都市と地方でも年収に差があります。
特に東京や大阪などの大都市では、生活費が高いため年収も高めに設定されることが一般的です。
全国どこでも働ける環境が整っている有名企業もありますが、まだまだごく僅かといった印象です。
企業の規模
大手企業やスタートアップ企業など、企業の規模によっても異なってきます。
大手企業では割と安定した給与が期待できますが、スタートアップ企業では業績に応じた球やボーナスになることがあるので、いい時もあれば悪い時もあるといった様子です。
職種別の年収
以下では、2024年時点でのエンジニア職種別の平均年収です。
参照元(「リクルート」https://www.recruit-rds.co.jp/ 「マイナビ」https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2024/03/tenshokudoukoutyousa2024.pdf)
ソフトウェアエンジニア
ソフトウェアエンジニアの平均年収は約600万円です。
これは比較的一般的な水準で、経験やスキルによっては800万円を超えることもあります。
特にAIや機械学習のスキルを持つエンジニアは、高い年収を得やすいです。
データサイエンティスト
データサイエンティストは年収が高い職種の一つで、平均して約700万円です。
データの解析やビッグデータの管理に関する高度なスキルが求められるため、企業からの評価も高いです。
インフラエンジニア
インフラエンジニアの年収は約650万円です。
サーバーやネットワークの管理を担当し、システムの安定運用を支える重要な役割を担っています。
セキュリティエンジニア
サイバーセキュリティの重要性が増す中、セキュリティエンジニアの需要も高まっています。
平均年収は約700万円で、特にセキュリティの専門知識が豊富なエンジニアは高い年収を得る傾向があります。
経験年数と年収の関係
経験年数による年収の変化も見てみましょう。以下は、エンジニアの年収の経験年数別の平均値です。
1年未満
初心者のエンジニアは平均して約400万円程度です。
スキルや経験がまだ不足しているため、年収は比較的低めです。
3年目
経験を積んだエンジニアは、平均して約500万円から600万円の年収を得ることができます。
実績やスキルが認められ、給与も上昇します。
5年目
5年以上の経験があるエンジニアは、平均して約700万円から800万円の年収を得ることができます。
特にマネジメント経験や専門的なスキルがあると、さらに高い給与が期待できます。
10年以上
長年の経験を持つシニアエンジニアは、年収が800万円から1000万円を超えることもあります。
プロジェクトリーダーや技術顧問など、より責任のあるポジションで活躍することが多いです。
地域による年収の違い
地域によって年収に差があることも見逃せません。
例えば、東京や大阪といった大都市では、生活費が高いため年収も高めに設定されています。
東京でのソフトウェアエンジニアの平均年収は約700万円であるのに対し、地方都市では約550万円程度となることが一般的です。
企業の規模による年収の違い
企業の規模も年収に大きく影響します。
大手企業では安定した給与と福利厚生が期待できますが、スタートアップ企業では初期の給与が低くても、成功すればストックオプションやボーナスで大きな報酬を得る可能性があります。
スタートアップのエンジニアの年収は平均して約600万円ですが、企業の成長によっては大きな報酬を得ることができます。
まとめ
エンジニアの年収は多くの要因によって決まります。
職種、経験年数、勤務地、企業の規模などが影響し、それぞれのエンジニアがどのようなキャリアを積むかによって大きな差が生まれます。
具体的な数字を知ることで、自分のキャリアプランを立てる際の目印になると思うので、良ければ参考にしてみてください。