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暗号化技術についてまとめる

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暗号化技術は私たちの日常生活の見えないところで大活躍しています。

スマートフォンでメッセージを送るときやオンラインショッピングでクレジットカード情報を入力する時などに使用され、私たちのデータを安全に守るために使われています。

もしこれがなければ第3者から見られ放題の状態であり、それは家の玄関を開けっぱなしにしているようなものです。

今回はこの暗号化技術について触れていきます。

暗号化とは

暗号化とはデータを「第三者が理解できない形式に変化」する技術です。

あなたが友人に秘密のメッセージを送りたい時、そのまま送ると他の人に見られる可能性があります。

こういった場面で暗号化技術を使えば、そのメッセージを特定の鍵を持つ人しか解読できない形式に変えることとができます。

暗号化の歴史

暗号化の歴史は古く、紀元前にまで遡ります。

古代エジプトやギリシャでは秘密のメッセージを伝えるために簡単な暗号が使われていました。

有名な例として古代ローマの将軍「ジュリアス・シーザー」が使った「シーザー暗号」があります。

この方法では、アルファベットを一定の位置だけずらしてメッセージを変換するといった暗号方法です。

現代の暗号化技術

現代の暗号化技術は数学とコンピュータの発展により非常に高度になりました。
主に使われているものして、「共通鍵暗号」と「公開鍵暗号」があります。

共通鍵暗号

送り手と受け手が同じ鍵を使ってデータを暗号化し、復号します。

鍵が一つなので鍵の管理が重要です。

例:AES(Advanced Encryption Standard)

公開鍵暗号

送り手と受け手で異なる鍵を使います。

受け手は公開鍵を使ってデータを暗号化し、送りては秘密鍵を使ってデータを復号します。

この方式では秘密鍵が漏れない限り非常に安全な手法です。

例:RSA(Rivest Shamir Adleman)

暗号化の利用例

現代社会で様々な場面で暗号化技術が使われています。

1.オンラインショッピング
クレジットカード情報や個人情報を安全に送信するために、SSL/TSL暗号化が使われています。

2.メッセージアプリ
LINEやWhatsAppなどのアプリは、エンドツーエンド暗号化を採用しており、送信者と受信者だけがメッセージを読むことができます。

3.データ保存
企業は顧客情報や機密データを暗号化して保存し、不正アクセスから守っています。

ハッシュ化と暗号化の違いについて
ハッシュ化はデータを固定長のハッシュ値に変換するプロセスですで、元のデータに戻すことは出来ません。暗号化はデータを第3者から守るためのプロセスで、元のデータを読み取れない形式に変換(暗号化)し、特定の鍵を使って暗号化されたデータを元に戻します。

暗号化の課題と将来性

暗号化技術は非常に強力な技術ですが、すべての問題を解決できているわけではありません。

例えば暗号化されたデータが盗まれても解読されないことを保証するためには、鍵の管理が重要です。

また、量子コンピュータの発展により、現在の暗号化技術が将来的に破られる可能性も指摘されています。

まとめ

暗号化技術は私たちの情報を安全に保つために欠かせない技術です。

古代から現代まで進化を続け、今のネット社会におけるプライバシーとデータを守る役割を持っています。

今後、現在使われている暗号化技術が破られたとしても、更に新しい暗号化技術が開発され続けていくことで、安全なデジタル社会が継続していくと思います。

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